では続きを始めましょう
次に現れたのは
高御産巣日神は「言霊ア」
神産巣日神は「言霊ワ」です
この二柱は漢字では気付きませんが
仮名にすると
タカミムスビノカミ
カミムスビノカミ
となり
冠として「タ」が付いただけ
ということがわかります
カミムスビというのは
かみ合わされて結ばれた
という意味があるそうです…
最初に
天之御中主神が現れて
心の宇宙の中に
うっすらと
生きるという純粋な欲望
が芽生えた後
次の心の状態として
自分と自分以外
というのがなんとな～く
現れたよ～って事を
この二柱は示しているのだそうです
自分と自分以外・・・
これを言霊学では
主体と客体と呼んでいますが
主体となる自分があってはじめて
相手となる客体があり
主体となる自分があって
自分以外の周りの全てが
客体として存在できる事になります
つまり
主体である側が
ここまでが自分でーす
と自分の境界線を
決めることでムスビが起きて
それ以外の領域はすべて
客体としてのムスビが起きている
‥‥という事だと
私は解釈しています
ちなみに主体の方が
高御産巣日神「言霊ア」になるのですが
それは神産巣日神に「タ」を付けることで
それが言霊五十音図を冠してる事に
なるからなのです・・
「タ」とは
田の事で
この古事記に出てくる「タ」は
そのほとんどが田んぼに見立てた
言霊五十音図を指す隠語になっています
その昔
天皇陛下の食する
稲を作る田んぼは
御神田といって
縦五行横十列の
五十音図そのものの
田んぼのつくりだったそうです
そしてそこで収穫した稲を奉納し
時の天皇陛下が食することで
言霊のパワーを
身体に宿し
世界中の民の平和を
言霊に宣せて
祈っておられたそうです
今でも古い神社には
御神田があります
凄く簡素なモノですが…
特に諏訪神社に多く見かけます
貴方の故郷の諏訪神社にも
可愛らしい御神田が
ありましたよ
つまり「タ」を冠しているとは
自らの中に
五十音図を持つ
主体となる人間のことを
指しているのだという事なのでしょう
そして
言霊「ウ」は
純粋な欲望を表していましたが
言霊「ア」「ワ」は
感情を司っているそうです
そして言霊「ア」は
「吾」であり「天」であり「明」で表され
それに対して
言霊「ワ」は
「我」であり「和」であり「輪」であると
言霊学の本には書かれています
・・ちなみに昔は
「私」を「吾（あれ）」といい
「貴方」を「我（
呼んだのだそうです
今でもガラの悪い人は
「なめとんかワレぃ」
とか言いますよね😊
これが古語の名残りだったとは…
ちょっと意外ですよね
さて次の文章に行きましょう
この三柱の神はみな独神に成りまして
身を隠したまひき
この三柱の神様
言霊学ではウ・ア・ワ
の三音を
造化三神と呼びます
神道では特に
この三柱は特別視されているそうです
独神に成りましてとは
それ自体で独立してて
他に依存していないという事だそうです
後から出現する
ペアになってる神々に対して
という事かな？
・・とは思いますが
恐らくこれらの独神たちは…
まだ後から独神は登場しますが
別格中の別格で
次元が違うレベルの
心の領域なんだろうなと・・
私は思っています
身を隠したまひきとなっているので
私たちは決してその心の動きを
自らが自覚をすることは
できないのだと思います
でも確実にそれらがあって
ヒトは目を覚まし
この世界で活動を始めるんでしょう
でも面白いですよね？
純粋な生きる欲望の後に
芽生えるのが感情だなんて…
って事は感情は
本能に近いって事なのでしょうね
実は去年 チラッと
傾聴ライターの講座に
参加した事があるのですが
その講義の中で
認知症のお人は
色々と認知が出来なくなっても
感情としての記憶だけは
ずっと残っているのという話を
聴きました
認知症のお方は
自分の中の感情と
自分を取り巻く状況が
一致しない場合があっても
それを認知出来なくて
そしてそれを
言葉に出来なくて
周りから奇行に見えてしまう行動を
とってしまうのだそうです
その話を聞いて
私はこの言霊「ア」と「ワ」を
思い出し
最初の方に現れた神は
最後まで残るって事か…？
…と複雑な気持ちになったのを
覚えています
今回はここで終わりにしますね
言霊学の本に書いてある内容を
めっちゃ
端折ってお伝えしてますが
内容は
ご理解いただけてますでしょーか…？
次回はいつになるかわかりませんが
頑張ってまとめて
なるべくわかりやすく
お伝え出来る様に
心がけますね😊👋👋
 |
ウイルス フリー。www.avast.com |
