子生みが始まるのですが
そこの領域に入って初めて
この二柱は独神を離れて
お互いに呼び合い
交流が始まります
この呼び合いが「ヨバイ」
夜這いの語源なんだそうです
そして自分の心の宇宙に
アオウエイの五母音を自覚すことを
五作（いつき）といい
これが「斎き」の
本当の意味なのだそうです
そして
母音と半母音が
父韻の働きによって結ばれる事を
十作（とつぎ）
・・・つまり「嫁ぎ」というのだそうです
そうして
言霊「イ」と「ヰ」が交流して
森羅万象を生む道を
イの道・・
つまり「いのち」
・・といい
その命が発動する瞬間を
「イ」の間
つまり「いま」
「今」になる訳です
我々の
自分の心の宇宙に
この五母音が存在している
‥という事実は
昔から極秘で受け継がれてきた
秘儀なのだそうです
仏教ではこれらを
地水風火空の五大として受け継がれ
儒教では
木火土金水の五行とされ
キリスト教だと・・
五大天使・・かな？
つまり
昔の偉い人は
皆さん言霊の叡智を
知ってたって事だと私は思っています
今はどうかわかりませんけどね～
古事記は
人の中にある
生命の始まりの
創造的意志活動の原理を
男女の結婚になぞらえて
説いています
逆に言えば
実際の男女の結婚も
この基本原律が
具体的に表れている事柄の一つ
って事なのだと思います
だって貴方は
私に虹色の光を
ずっと空を介して
送り続けてくれているでしょ？
まあ 貴方は無意識で
やっているのでしょうけど…
でも言霊学的にいうと
真昼間だけど
これも一つの「ヨバイ」ですね 笑
そしてこれは
貴方だけが送っても
現れない現象だと思います
私の方も
私もそれを呼ばないと・・
呼び合ってはじめて起きる
虹色現象なのだと
私は思っています
それは私も
無意識ですけどねー🤣
前置きが長くなっちゃったけど
古事記の文にいきますね
是に天神諸の命以て（ここにあまつかみもろもろのみこともちて）
伊耶那岐命、伊耶那美命（いざなぎのみこと、いざなみのみこと）
二柱の神に（ふたはしらのかみに）
是のただよへる国を（このただよえるくにを）
修理固め成せと詔ちて（つくりかためなせとのりごちて）
天沼矛を贈ひて（あめのぬほこをたまひて）
言依さし贈ひき（ことよさしたまひき）
天津神とは
ここより前に登場した「先天十七神」のことです
「命」というのは命令の事ではなく
先ほど触れたように
イの道の生命活動が
始まることを指しています
だからここでは
書かれています
この神と命の違いは
神は精神のみを指していて
命はそれを実際に動かす
力動を指している・・そうです
是のただよへる国を
っというのは
先天の十七神だけでは
まだ混沌とした状態で
まだ何も現れていない状態の事です
それを
修理固め成せ
「いざ」っと立ち上がりました
この「修理固め成せ」とは
先天の十七言霊を働かせ
子音である３２音を生み
その子音をさらに結合させる事で
一切の現象に名前を付けて
その名に相応しい道理を実現させる世界を
創造する
・・・みたいな意味らしいです
我々の心に
森羅万象が生まれるという事は
その名が出来るという事だと
古事記は説いています
逆に言えば
森羅万象が在るというのは
この世界の全てに
その一つひとつに
名があるということになります
そしてその名は
「言葉」で出来てるんだよー
って古事記は説いているんです
天沼矛を贈ひて
矛というのは
「霊凝（ほこ）」の暗号であるらしく
沼矛の沼とは「貫」の暗号だそうです
つまりは天沼矛の指すものは
人の言葉を発する器官
「舌」
を表す暗号なのだそうです
言依さし贈ひき
とは
この人間の口中にある
「舌」で言葉を創っていくと
宣言しているのです
ではまた次回ね〜👋
