これまでの流れをサラッとおさらいしておきます
協同して三十二の子音を生み
それをカグツチの神として
文字に現わしました
そこでイザナミの仕事は終わりました
精神要素である
五十音の言霊の
整理と運用の確認の仕事は
イザナギだけで行なわれ
遂にタケミカヅチという理想の精神構造が
確立されました
これらの段階を
真理の自証というのだそうです
そしてその真理の運用法として
闇淤加美（握手）と闇御津羽（起手）があり
この運用法を進めることで
宇宙の法則に沿った
現実を創造していくことが出来る
天の尾羽張の剣の活用になることを
確認した・・・
・・・というのが
これまでの流れです
ここからは
その自証を
いついかなる場合においても
絶対的な真理として確立させるために
自証から他証に移り
作業を開始します
具体的に何をするのかというと
自らの心に確かめられた真理を
他の世界で適用してみることをやっていきます
そうやって
自らの真理を検証していくのが
この黄泉国（よもつくに）のお話になります
黄泉の国にやってきました
爾ち殿の騰戸より出で向へます時に
（
伊耶那岐命、語詔ひたまはく
（
愛しき我が那邇妹命、吾汝と作れし国（
未だ作り竟へずあれば、還りまさね、とのりたまひき（
黄泉の国の玄関までお出迎えになったので
イザナギは
「私とあなたで作ってた国はまだ作り終わってません。
と言いました
現代語だとこう訳されます
イザナギは本当に
イザナミを愛してたんだな～って
何となくここで伝わってきますよね
でも「愛してるから連れて帰りたい」とは
イザナギは
イザナミを前にして
言えてませんね😅
本心はそこにあるのでしょうに・・・
そういう所がね
逆にリアルな感じがしちゃいます
何千年経っても
男女の色恋沙汰のドラマって
変わんないんだな～って思います
べ、べ、別に
愛してる迎えに来たわけじゃねーし
国造りが途中だから
やんなきゃいけない事が残ってっから
義務だから迎えに来ただけだしっ・・！
みたいなね～
読んでる側からしたら
イザナギの本心なんて
バレバレですよね～
こういうのを最近では
「好きバレ」っていうのだそうです
色んな言葉が
時代に沿って
生まれては消えていきますよね
さて
言霊学の解釈に移ります
殿の騰戸とは
殿というのは宮殿とか神殿のことで
ここでは神殿・・つまり
神々のいる場所＝言霊図の事を指しています
そうなると騰戸は「上がりの戸」
つまりは戸山津見の神の所まで迎えに来たよ
という意味になるのだそうです
要するにワ行の事なのだそうです
ワ行はイザナミを表していました
そしてイザナギはア行を表します
それぞれが主観と客観を司っています
ここで何を古事記が言ってるのかというと
主観的に感じることと
客観的に感じることは
大きな違いがあるので
その両方を以って
車の両輪の様に
この世界を創造していこう・・
と、イザナギが提案した
・・・みたいな意味になるそうです
私は最近は
身体中が痛いです
いつまで後遺症って続くんですかね
心が折れそうです
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