其の底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命、三柱の神は（
墨江の三前の大神なり（すみのゑのみまえのおほかみなり）
＜現代語訳＞
また
底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命の
三柱の神は
住吉大社の大神です
・・・・・・・・・
底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命、
この三柱の神は
住吉大社のご祭神ですが
言霊学的にいうと
墨の江の墨とは
統見（すみ）・総見（すみ）・澄などの意味で
江は智恵の事だそうです
三前というのは
これらの三柱が
これから生まれ出る
古事記の上巻の総結論である
三貴子（みはしらのうずみこ）が誕生する
前提だという意味だそうです
またそう考えると
墨はスメラミコトのスミという暗号とも
とれるとのことです
今まで私は古事記のお話は
何度も読み返してきました
でも今回は
初めて「伝えよう」と思って
この古事記を読み返しました
だからなのか何なのか・・・
今までとは違う
明瞭な理解が得られた気がします
古事記と言霊をまとめた本は
私は三冊ほど持っています
参考文献になると
もっとあるのですが
今回は
この三冊をまとめつつ
お伝えしてきました
今までは一冊ずつ読み返していたので
三冊まとめて読み返すことで
立体的な視野で
本の内容を理解することが出来たのが
良かったんだろうな～って
自分では思っています
そして
これまで古事記を
あなたと共に読み進めてきて
あなたとの間で起こった
色々な事が思い出されました
私は日本という国にしか
住んだことが無かったので
日本以外の国の世界の人々が
どういう民族なのか
理解していませんでした
知識はあっても
経験知はなかったのです
でもあなたとの関わりの中で
絶対に
どこの国の誰かわかんない人と
関わらなくてないけなかったので
そういう人たちと触れ合って
とてもじゃないけど
恥もプライドもない
その道徳心の無さに
びっくりするばかりだったんです
本当に気持ち悪かったです
こんなにもウジ虫の様に
人はふるまえるのかと
信じられませんでした
でもそんな経験も
いまここで
とても役に立ったように思います
人として
いつも自分の中の宇宙を
どのような世界にしておくのか
・・・っていうのが
何か思いもよらない事件が起きた時の
判断材料になるんだなって・・
自分の内側の世界が
大きく揺るがされる時
その判断材料は
今までの自分の経験知だったり
ネットの情報だったり
欲望だったりしてたけど
そんなの全部
風で吹き飛ばしちゃって
残った一粒の知性
それだけがこの世界の
真実なんだなって
思えました
それが例え
その時には大きな損失になったとしても
世間的には間違いだと見られても
そんなの関係なく
私の中で
真実を違わなければ
私は私を成功してると
いえるのだなと
そんなことを思います
でも・・
ここで言霊「エ」の実践智というのは
私のそんな想いとは違います
もう一段階上
・・・の領域の精神宇宙です
イザナギの大神というのは
言霊「イ」という
この世界の責任者の立場です
五十音言霊で構成されてる主観世界の主
だけでなく
次々と人間の
欲望と経験知で考案された物質科学文明の
客観世界も
我が身で起きた事なんだと
そんな主観も客観もひっくるめた
世界の創造意志の
総責任者という立場なのです
だから
人類史上で
何が起きてもそれは
自らの責任として
イザナギの大神が
処理していく事になるんです
だから
自分の中の主観的な中にある真理を以って
自らの体験として
客観世界で起きることを整理し
いかなる場合でも
その正当性が確立しているような
そういう世界を創造することが
創造意志であるイザナギの大神の使命なのです
私はとてもじゃないけど
こんな立場には立てない・・・
ウジ虫のような
人々に対し
それを批判したり、軽蔑したりせずに
理解することなど
出来そうもない
でもそうして理解して
人間の純粋な根本理性に従って
叡智を以って
調和の道に進めるようにすることが
言霊「エ」の
実践智のお働き
つまりこれから登場する
天照大御神のお働きなのだそうです
そのための
ワダツミの神々であり
筒之男命達なのだと
私は思います
この神々は横軸を表しています
つまり時間経過を示しているのでしょう
言霊「イ」の時は
時置師神という名で
菅麻音図は
表されていましたが
その時間経過は
言霊「ア」に変えられます
「ア」の軸の並びは
禊を終えていよいよ
アタカマハラナヤサワ
になります
